2012年 09月 02日
『サン・フランシスコYMCA讃歌』 リチャード・ブローティガン (藤本和子 訳) -短篇コレクションI |
資産家の息子。詩を好むあまり、家の中の水回り設備を詩で置き替える
ということを思いつく。
浴槽をとりはずして、ウィリアム・シェイクスピアを置き、流し台のかわりに、エミリー・
ディキンソンを、といった具合に。
とりはずされた湯沸かし器がとり乱す理由や、与えられた居場所に詩が
満足した理由など、考えてはいけない。
奇想天外なアイディアがどこに着地するのかをただ見届ければいい。
これは、小説はここまで自由にやっちゃってもいいという見本なのだ。
↓ こちらに収録されています
短篇コレクションI (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集)
ということを思いつく。
浴槽をとりはずして、ウィリアム・シェイクスピアを置き、流し台のかわりに、エミリー・
ディキンソンを、といった具合に。
とりはずされた湯沸かし器がとり乱す理由や、与えられた居場所に詩が
満足した理由など、考えてはいけない。
奇想天外なアイディアがどこに着地するのかをただ見届ければいい。
これは、小説はここまで自由にやっちゃってもいいという見本なのだ。
↓ こちらに収録されています
短篇コレクションI (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集)
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by garacoblog
| 2012-09-02 23:31
| 短篇小説(外国文学)